【第10回】フルやハーフマラソンでも途中で歩いてしまう。一度でいいので完走したい
ハーフマラソンやフルマラソンの途中で失速してしまい、歩いてしまったり、リタイアしてしまったりが続くとマラソンやランニングに向いていないのかな?と一気にモチベーションが下がってしまいますよね。
では、途中で失速してしまう人は本当にマラソンやランニングに向いていないのでしょうか?
☆★☆ハーフマラソンやフルマラソンの途中で失速してしまう原因☆★☆
ランニングやマラソンの途中で歩いたりしてしまう原因は実は様々なんです。
例えば、エネルギー切れ、脚筋のダメージ、脱水、怪我、熱疲弊、意欲低下等々が考えられます。
これらを引き起こす要因もトレーニング方法や前日・当日の過ごし方、マラソン当日の状況にも左右されます。
具体的には、オーバーペース、トレーニング不足、トレーニングのしすぎ、食事や給水の失敗、シューズ、ランニングフォーム、外気温などの環境が挙げられます。
あなたの場合はどの要因なのかを知り、改善することでパフォーマンスが上がることも充分考えられます。
☆★☆初心者がベストなペースを掴むための練習方法は☆★☆
初心者の場合、失速する原因となるのはトレーニング不足が多いのですが、トレーニングのし過ぎが原因と思われる失速もよくみられます。
典型的なのは、レース直前にトレーニングで頑張りすぎてコンディション不良や障害を抱えてレースを迎えることです。
特に中・高齢者になるほど、疲労の回復は遅くなるので、レース1ヶ月前までに30km走等の長距離走を入れ、レース3~4週間前からは、徐々にトレーニング量を減らすようにしましょう。
もう一つ考えられるのはマラソン大会当日のオーバーペースです。
実際に失速の要因は、オーバーペースがほとんどです。
オーバーペースは、能力以上のペースで走ること全般をさします。
オーバーペースを回避するためには、
①トレーニングによって能力を上げること
②ペース感覚を高めること
が重要です。
☆★☆普段の練習の中で、マラソン大会当日のペースを意識しましょう☆★☆
普段の練習の中で、マラソン大会当日のペースを意識した練習を取り入れましょう。
距離が短い場合はレースペース、20㎞程度であれば目標とするレースペースよりもやや遅い程度で走るのが理想です。
普段の練習ではうまくペース調整できるのに、マラソン大会当日になると意気込みが強すぎてオーバーペースで失速してしまうことありますよねー。
そんな時は、事前に距離の短い大会にエントリーして、本番の感覚を掴んでおくのもいいですよ。
フルマラソン完走を目標にしている人は、事前にハーフマラソンにエントリーしてみる。
ハーフマラソンにエントリーしている人は5㎞とかもっと短い大会にエントリーしてみるといった具合です。
本番の大会当日に疲労を残さないようにすることが大切です。
事前に距離の短い大会にエントリーする時は、本番の大会1か月以上前の大会にエントリーするようにしましょう。
10回に渡って投稿してきた「知ってるようで知らない!?ランニング練習をするときに意識したい10のポイント」も今回で最終回となります。
是非練習の参考にしていただき、今後のランニング練習に取り込んでいただけると幸いです。
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