【参加レポ】うらそえツーデーマーチ てだこウォーク(1日目:20kmコース編)
例年2月第1週目に開催される、沖縄県最大のウォーキングイベント「うらそえツーデーマーチ てだこウォーク」。
沖縄の方言で太陽の子を意味する“てだこ”の名に相応しく、例年約1万人の参加者の方々が元気いっぱいウォーキングを楽しんでいらっしゃいます。
浦添市ってどんなところ?
那覇市の北側に隣接した、琉球王朝発祥の地。
歴史的建造物や美術品などといった数多くの文化史跡とアメリカ占有時代の建築物が織りなす独特の雰囲気が人気のまちです。
大会の様子
2017年大会は浦添市民体育館がメイン会場。
到着すると、ちょうどプロ野球のキャンプシーズン真っ只中ということもあり、会場までの動線上に選手の顔写真入りフラッグが掲げられていました。
受付をして準備運動を終えた後、琉球ゴールデンキングスの選手や沖縄マーチングリーグ加盟大会のPRで来られていたてだこレディ(うらそえツーデーマーチ)、久米島紬観光レディー(久米島のんびりウォーク)に見送られながら、いざ出発!
※参加者の皆さんの熱気むんむんで、手ブレが・・・申し訳ありません。
市街地をしばし歩いていくと、何とも長い石畳の下り階段。
「安波茶橋と石畳道」と書かれた看板によると、かつて首里城と中頭・国頭エリアをつないでいた幹線道路の名残なのだそうです。
階段を下りきったあたりにはリュウキュウマツが生い茂っていて、何となくジャングルの入り口を覗いているような気分( °ω° )
あちらこちらでシーサーに見送られながらゆるやかな坂道が続く住宅地を進むと、高台にある公民館から浦添の市街地と海が見えました。
水平線も見えて、なんだか「青春だなぁ」という気分になる景色です。
浦添御殿の墓の前を過ぎた少し先に1つ目の給水所を発見!お水やお茶、何種類か和菓子などのおやつが振る舞われていて、私もわらび餅を1ついただきました。
若干うろ覚えではありますが、給水でまさかコーヒーまで用意されているなんて・・・初めてのことで少し驚きでした。
ちょうどこのあたりで地元の方が声を掛けてくださり、ゆんたく(おしゃべり)しながらウォーキング。
建築関係に明るい方で昔ながらのシーサーは屋根瓦を作るときに使った赤土の余りで作られていること、コンクリートで屋根がビルの屋上のように平らになっているお家は比較的新しい様式であることなど、色々なことを教えていただきました。
気付けば2つ目の給水所に到着。こちらでは地元のお母さんたちが麦茶とシークヮーサージュースを振る舞ってくださいました。
喉を潤して気分爽快!更に先へと進みます。
地図を見るとキャンプキンザー(米軍基地)の入り口が近付いてきているようなのですが、ここでクイズ。
下記の地名、何と読むでしょうか??
正解は・・・見えますか?
「じっちゃく」と読むのです。
どこからが「じっ」で、どこからが「ちゃく」なのか、残念ながら答えには辿り着けなかったのですが難読地名を見つけるのも大会遠征の楽しみかもしれませんね。
もうすぐ基地の入り口!とどきどきしながら歩いていると、某世界的人気アニメのキャラクターのコスプレをしている方が∑(゚Д゚)
不審者扱いされないといいけれど・・・大丈夫かなぁ?と勝手にそわそわしましたが、恐らく通行許可は下りたのだと思われます。
キャンプキンザー内は撮影ができないため、カメラをバッグにしまってお邪魔しました。
ピリピリした雰囲気なのかな?と少し不安でしたが、途中で隊員さんと挨拶したり、敷地内にある幼稚園のフェンスにWELCOMEメッセージが描かれていたり、また給水所で果物が振る舞われていたりと想像よりもフレンドリーな印象でした。
ただし、基地内のハンバーガーショップで売っているハンバーガーのボリュームは甘くみてはいけませんよ(笑)
キャンプキンザーを抜けて市街地へ戻ると、沿道で地元の方からあおさのりスープのプレゼントをいただきました!
お出汁が効いていて、とても美味しかったです(*´∀`*)
ここから先はお話ししたり、少し寄り道も嗜みながらのウォーキングだったので要所要所でしか写真を撮っていないのですが、その一部をご紹介します。
可愛らしいピンク色をした琉球赤瓦の屋根
5kmコース用のチェックポイントの先にある高台から浦添市内を一望
沖縄の燦々と輝く日の光を浴びて育った木々に生命の神秘を感じます。
小学校ではなんと、ヤギが飼育されています!
自分が小学生だった頃は学校でウサギとニワトリを飼育していたけれど、沖縄はヤギを育てるのですね。
あ・・我々、怪しい者ではないですよ。念のため。じろじろ見ててごめんなさい。
ゴールまであともう少しのところで、植物・昆虫園を発見。「出入り自由」だそうなので遠慮なくお邪魔しまーす!
日本の国蝶・オオムラサキをこんなに近くでパシャリ。
飾りじゃなくて本当にサナギなの!?というくらい金ピカのサナギも大切に育てられていました。
いきもの観察も楽しんで、無事にゴール!
ゴール後の締めには、会場内で行われていた抽選会で当たったブルーシールアイスを美味しくいただきました(((o(*゚▽゚*)o)))
ちなみに完歩証の裏面には市内の飲食店などのクーポンが記載されていて、大会開催の2日間利用できるようになっています。これは嬉しいサプライズ♪
参考情報
会場設備
メイン会場が体育館でかつ参加者も多いので準備体操のときは込み合うかなと思いましたが、意外と広々としていました。
もし仮に雨が降ってきても、これだけスペースがあれば安心できますね。
天気と気温・・・曇り/約21℃
全体的に雲の多いお天気でしたが、幸い雨に降られることなく歩ききることができました。
沖縄の2月の平均気温(約17℃)を上回る日だったこともあり、地元の方でも少し汗をかきながらウォーキングされているようでした。
アクセス
那覇市内から車での移動もさほど時間がかからなさそうですが、当日は那覇空港から首里城までを繋ぐモノレール「ゆいレール」のおもろまち駅から運行されている専用シャトルバスがおすすめです。
県外から参加の方でも迷うことなく安心して会場入りできますよ。
ウォーク所要時間・・・約6時間(23km)
今回は途中で食事休憩や寄り道を挟んでいるので参考程度ではありますが、よく食べよく遊んだ6時間でした。
グルメ・おみやげ情報
ウォーキングの後はウォーカーの集いにお邪魔して、沖縄のお料理と参加者の皆さんとの歓談、エイサーなどのステージを楽しみました。
ハンバーガー食べて、寄り道して沖縄そばを食べて、アイスまで食べた上に豪華なお料理とお酒まで・・・もう「ウォーキング」というよりも「食べ歩き」が正しいのではないか?という領域ですね。
せっかくなので、いただいたお食事の一部をご紹介します。
■いなむどうち
沖縄のお祝いの席には欠かせないお味噌汁。恥ずかしながら、沖縄が白味噌文化ということをここで初めて知りました。
私の出身地は茶色い米味噌が主流の地域ということもあり、実は白味噌を使った汁物をいただくのは初めてだったのですが、ほんのりとした甘みとコクがあってとてもおいしかったです。(そして写真を撮り忘れるという失態・・・)
■ナンデンシー(桑の実)
桑の実を泡盛で漬け込んだリキュールはロックかソーダ割りでいただくのがおすすめ!
フルーティで美味しくてお酒を飲んでいる感覚がなく、ついついグラスが空になるほどでした。くれぐれも飲みすぎにはご注意を(笑)
スケジュールの都合上、翌日の朝の便で帰らなければならなかったためまだまだ見て回れていないところはいっぱいあるのですが、次こそはお土産紹介もできるくらい満喫できるよう準備を整えて臨もうと思います。
なお、2019年大会の受付は1月18日(金)までですのでお申し込みはお早めに!
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