コロナ禍での “感染させないスポーツのノウハウ” 続々
新型コロナウイルス感染拡大防止を目的に、政府は4月16日に緊急事態宣言の対象地域を全国へ拡大。不要不急な外出の自粛を呼びかけています。
とはいえ、スポーツ大会に向けた体力やスキルの維持やリフレッシュの目的で、ランニングやサイクリングを継続したい人は少なくありません。そこで求められているのが、感染拡大防止エチケットを踏まえた行動。今、各界から “感染させないスポーツ活動” の検証やノウハウが挙がってきています。
厚生労働省による感染予防エチケットの呼びかけ
厚生労働省は健康維持を目的としたジョギングなどのスポーツ活動について、①マスク着用、②三密(密閉・密集・密接)回避、③咳エチケットと手洗いなどを呼びかけています。
ロイターのジョギングにおける感染予防の検証
ロイター通信は、ジョギングにおける飛沫のシミュレーション動画を公表。感染を防ぐ他者との距離の取り方を検証し、後方ではなく、隣あるいは斜め後方を走るほうが安全としています。
ジョギングをする時、どのように他者と距離を取れば、感染が防げるのか。 pic.twitter.com/zJeoPjS3UX
— ロイター (@ReutersJapan) April 14, 2020
山中教授による感染予防エチケットの呼びかけ
京都大学の山中伸弥教授は、マラソンランナーでもある自身の経験に基づいて「マスクが苦手なのでバフなどの布で口元を覆う」ことを提唱。マスクより快適に走れると紹介しています。
新型コロナウイルスは感染しても症状が出ないことも多いです。気づかない間に感染しているかもしれません。ジョギングで大きく息をすると、周囲にウイルスをばらまいているかもしれません。マスクして走るのが苦手な場合は、布のバフを活用しましょう。周りに人がいる時、さっと口を覆うことが出来ます。咳やくしゃみと同じく、ジョギングの時も周囲への配慮、ジョギングエチケットを心がけましょう。
ー Shinya Yamanaka より引用 ー
1人で走るというアクションであっても、社会と無関係には成立しません。トレーニングや体力維持で走ることが、感染を広げることにつながってしまったら、大会出場が遠のくばかりになってしまいます。エチケットと周囲への思いやりを持って、走っていこうではありませんか。
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