宮崎県さいと「ほくほく贅沢」散走

2018.5.23 0

<2018年5月20日(日)大会が開催されました!>
宮崎県西都市、前日までの天気予報では曇りでしたが曇ひとつない見事な五月晴れに恵まれました。

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サイクルイベントへ初参加なのでどきどきしながら会場へ向かいます。

スタート地点も初めて行く場所でしたが、駐車場もすぐに見つけることができました。念のため日焼け止めを重ねづけし受付会場へ。イベントの特徴の1つ、女性限定ということで、集まっている人は女性がほとんどで(男性はスタッフの方のみ)初心者でも気軽に参加できるな♪と思いました。

受付を済ませ、レンタルの自転車を選びます。
サイクルイベントへの参加はおろか、自転車に乗ること自体数年ぶりという超初心者のため、選んだ自転車は切り替え自動という小径車。サドルの位置を調整してもらい、ヘルメットの被り方から教えていただきました。

時間になり、注意点やサインを教えて頂きスタートです。
漕ぎ出してすぐにわたしは、小径車を選択したことを悔やみます。そう、たくさん漕がないと進まない…!!!ロードバイクにすればよかった…という気持ちはゴールするまで引きずる事になりますが、前向きに気持ちを切り替えて進みます。

最初の立ち寄りポイントは、宮崎県宮崎市佐土原にある巨田の大池(こたのおおいけ)です。

見渡す限り水面は蓮の葉で覆い尽くされています。「鴨網猟」の猟場として2006年(平成18年)に県の無形民俗文化財登録されている場所です。
こんな景色もあるんだなぁと、束の間の休憩(まだ走り出して数キロ)を挟み、次のポイントへ出発です。

のどかな田園地帯を進み、二箇所目の立ち寄りポイント巨田神社へ着きました。

無事ゴールできますようにと手を合わせ、本殿をのぞいてみると朱色に塗られた見事な本殿が建っています。

後から調べて知りましたが、本殿と22枚の棟札が国の重要文化財に指定されているそうです。実に綺麗でした。(肝心な本殿の写真を撮っておりませんでした・・・)

この時点で既に太ももがプルプルし、大丈夫かな?と不安を抱えながらも、3箇所目のポイントへ出発です。
個人的には、3箇所目のポイントに着くまでの、ひたすら直線の堤防を走る区間が1番きつく感じました。堤防なので上り坂があるわけではないですが、いかんせん小径車のためロードバイクの速さには到底追いつけないですし、回しても回してもあまり進まない!しかし漕がなければ進まない…。太ももは既に悲鳴をあげていましたが、ハンドルを持つ位置を変えたり横を流れる三財川の雄大な景色を見て気を紛らわせながらなんとか3箇所目のポイントへ到着しました。

3箇所目は、マンゴー農家の「川崎農園」さんです。こちらでは日頃滅多にみる機会のない、今まさに旬のマンゴーがなるハウスの中を見学させて頂きました。

出荷の時期をずらすため4つのハウスで栽培をされており、成長段階の異なる3つのハウスを見学しました。白い紙は、光を充分に当てるためつけられているそうです。(写真を撮るときに用いられるレフ板と同じですね)
見学後は川崎さんの作られたマンゴーを用いて西都市内のお菓子屋さんが作ったマンゴータルト

そしてなんと、カットマンゴーまで頂きました。

宮崎を代表する果物マンゴー。大変美味しく頂きました。その場で購入することもでき、またスタッフの方がゴールまで車で運んでくださるのでとても助かります。

美味しいスイーツでお腹も心も満たされたところで、4箇所目の立ち寄りポイント・お昼ご飯を食べに入船へ向かいます。うなぎの名店として、県外からも客の訪れる人気店です。私も久し振りにうなぎが食べれるということで、重い足をなんとか動かし、無事4箇所目に到着です。

写真からも炭火で焼かれたうなぎの良い香りを感じることができますよね…!?

ボリューム満点美味しさ満点のうなぎを頂き、もうこのままここで昼寝をしたい…と思いながらもそうは問屋が卸さない。

食後の運動…と思いながら進みますが、私の太ももと膝は限界がきていました。平坦な車道でしたが、サイクル初心者には体力的にきつい後半戦です。つるのだけは避けたい…と祈りながらようやく最後の5箇所目の立ち寄りポイント宗光寺へ到着しました。

こちらではなんと座禅体験をさせて頂きました!
歩くのもやっとな太ももの状態で座禅なんかできない…と思いましたが、やってみると、あら。座禅の姿勢も出来てしまいました。

10分間の座禅をし、冷たいお茶を頂きましてゴールへ向かいます。

ゴールはすぐそこ。というスタッフさんの言葉を信じ、力を振り絞って漕ぎ出します。すると、あんなに辛かった太ももがなんだか少し軽くなっている…!座禅をするときに足を組みますが、その時筋肉が伸びていいストレッチになったのかな!?と素人ながらそんなことを考えている間に、見覚えのある建物(パオ)が!スタート地点に戻ってきました!ほんとにゴールはすぐそこでした。
競技性のないサイクルイベントなのでゴールテープこそありませんが、無事帰ってこれたことはとても嬉しかったです。

最後にスタッフの方々の挨拶とアンケートを記入し、なんと手土産まで頂きました。

参加者の3分の1がリピーターで、いつも締め切り前に定員で受付終了となる人気イベントです。
お値段以上の満足感がありイベント名の通り、実にほくほく。実に贅沢な、サイクルイベントでした。
スタッフの方々の丁寧な対応のお陰で、最後まで怪我をせず、そしてなにより女性ばかりでわきあいあいととても楽しく散走することができました。
ポタリングなので、サイクル初参加の初心者でも走りきることができるきつくない距離で(日頃の運動不足を痛感しています。)サイクリングしてみたいけど初めてで不安…とお思いの方でも安心して参加できるとても楽しいイベントでした。
是非次のイベントにも参加したいなと思います。

ps.次参加する時は、ロードバイクに乗ってみよう!

取材/記事:ちか、あやか、みえ